電気代節約方法5選|すぐ実践できる順に解説

電気・ガス

電気代を節約する方法まとめ|月々いくら変わる?

電気代の高止まりが続くなか、「何から手をつければいいかわからない」という声をよく聞きます。結論からいうと、新電力(電力自由化後の新参事業者)への切り替えや、インターネット回線とのセット割の活用など、工事や手間なしで月500〜3,000円程度の削減が見込めるケースがあります(前提条件は後述)。本記事では効果の大きい方法から順に解説します。


いくら節約できるか(試算例)

以下の試算は、一般的な3〜4人家族・月の電気使用量300kWhを想定したモデルケースです。居住地域・契約プラン・使用機器によって実際の金額は大きく異なります。あくまで参考値としてご覧ください。

節約方法 月間削減額の目安 年間削減額の目安
新電力・料金プランの見直し 500〜3,000円 6,000〜36,000円
光回線とのセット割 500〜1,100円 6,000〜13,200円
省エネ家電への買い替え(エアコン等) 1,000〜5,000円 12,000〜60,000円
待機電力のカット 100〜300円 1,200〜3,600円
ピーク時間帯の電力シフト(時間帯別プラン) 300〜2,000円 3,600〜24,000円

※削減額はあくまで目安です。「必ず削減できる」ものではありません。


方法1:電力会社・料金プランを見直す(効果:大)

電力自由化(2016年〜)により、一般家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました。現在、大手電力会社(旧一般電気事業者)の規制料金プランに加入している場合、自由料金プランや新電力への切り替えで料金が変わる可能性があります。

ポイント

  • 燃料費調整額(燃料コストの変動を料金に反映する仕組み)と再エネ賦課金(再生可能エネルギー普及のための上乗せ額)は、どの事業者を選んでも基本的に同じ金額がかかります。単価だけを比較すると有利誤認につながるため、月額総額で比較することが重要です。
  • 新電力には「基本料金ゼロ・従量単価が高め」「使うほど安くなる逓減型」など様々なプランがあります。自分の使用量パターンに合ったプランを選ぶことが節約の鍵です。
  • 乗り換えには通常、電気の供給停止・工事は不要で、Webから申し込んで1〜2か月後に切り替わるケースが多いです(未確認の部分もあるため、各社に要確認)。

注意点

  • 新電力が撤退・事業縮小するリスクもゼロではありません。万一の場合も地域の大手電力が供給を引き継ぐ仕組みがありますが、料金プランが変更になる場合があります。
  • 解約時の違約金・手数料が発生するプランもあるため、契約前に確認しましょう。

各社の公式サイト

※料金・条件は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

方法2:光回線とのセット割を活用する(効果:中〜大)

インターネット回線と電気・ガスをセットで契約すると、電気料金・通信料金の両方が割り引かれるサービスがあります。割引額は月数百円〜千円超になるケースもあり、電気代節約と通信費節約を同時に実現できるのが魅力です。

以下に、本記事で取り上げるサービスの概要を比較表にまとめます。

セット割対応サービス比較表

事業者 主なサービス 月額(税込)の目安 初期費用 違約金 契約期間 キャンペーン例 情報取得日
auひかり インターネット+au電気 未確認(公式サイト参照) 未確認 あり(プランによる) 2年(プランによる) セット割・キャッシュバックあり(条件・期間あり) 2025年7月
ソフトバンク光 インターネット+おうちでんき 未確認(公式サイト参照) 未確認 あり(プランによる) 2年(プランによる) セット割・ペイバックあり(条件・初年度のみの場合あり) 2025年7月
BIGLOBE WiMAX WiMAX回線(工事不要) 未確認(公式サイト参照) 未確認 あり(プランによる) 2〜3年(プランによる) キャッシュバック・端末割引あり(条件あり) 2025年7月
GMOとくとくBB WiMAX・光回線など 未確認(公式サイト参照) 未確認 あり(プランによる) 2〜3年(プランによる) キャッシュバックあり(条件あり) 2025年7月

※料金は本記事作成時点の調査に基づきます。最新は各社公式サイトをご確認ください。
※「違約金あり」と記載のサービスは、解約時に残存期間に応じた費用が発生する場合があります。

auひかり

auひかりは、KDDIが提供する光回線サービスです。au電気や各種auサービスとのセット割「auスマートバリュー」等を利用すると、スマートフォン料金や電気料金に割引が適用される場合があります。最大通信速度は最大10Gbps(ベストエフォート、理論値)のプランも提供されています。

メリット:光回線・電気・スマホをまとめてauで一本化できる。一括請求でわかりやすい。
注意点:セット割はau回線との同時契約が条件になることが多い。エリアや建物種別(マンション・戸建て)によって対応プランが異なる。違約金の有無・金額を事前確認が必要。

ソフトバンク光

ソフトバンク光は、ソフトバンクが提供する光回線サービスで、「おうちでんき」や各種スマホ回線とのセット割「おうち割 光セット」などが用意されています。

メリット:ソフトバンクのスマホユーザーはセット割の恩恵が得やすい。電気とのまとめ管理が可能。
注意点:割引の適用条件(ソフトバンクまたはワイモバイルの回線保有など)を必ず確認。初年度のみの割引や、特定期間内解約時の違約金が発生するプランがある。

BIGLOBE WiMAX

BIGLOBE WiMAXは、工事不要で使えるモバイルWi-Fiルーター(WiMAX)のサービスです。賃貸住宅や引越しが多い方に向いています。電気とのセット割というよりも、通信費そのものを抑える手段として電気代節約の一環で検討される方が多いです。

メリット:工事・固定設置が不要で導入ハードルが低い。引越し後もそのまま使える。
注意点:通信速度はエリアや時間帯によって変動する(最大通信速度はベストエフォート、理論値)。大容量ダウンロードや4K動画の多用には向かない場合がある。契約期間中の解約は違約金が発生するプランあり。

GMOとくとくBB

GMOとくとくBBは、WiMAXや光回線など複数の回線サービスをまとめて提供しているプロバイダです。キャッシュバックキャンペーンを比較的多く打ち出している点が特徴ですが、受け取り条件(申請期限・継続期間等)を事前に必ず確認してください。

メリット:複数の回線タイプから選べる。キャッシュバック額が大きいキャンペーンが多い(条件あり)。
注意点:キャッシュバックは申請忘れや条件不備で受け取れないケースがある。違約金・解約条件を必ず確認。


方法3:省エネ家電に買い替える(効果:大・ただし初期費用あり)

家電の消費電力は製品の世代によって大きく差があります。特にエアコン・冷蔵庫・照明(LED化)は消費電力が大きく、買い替え効果が出やすいと言われています。

  • エアコン:10年以上前の機種から最新の省エネモデルに替えると、年間電気代が数千円〜1万円以上削減できる場合があるとされています(経済産業省・省エネポータルサイト等で試算ツールが提供されています)。
  • 冷蔵庫:365日24時間稼働するため、省エネ効果が出やすいです。古い機種との比較で年間数千円の差が生じることもあります。
  • 照明:白熱電球からLEDに替えると消費電力が約80〜85%削減されるとされています(一般社団法人 日本照明工業会などの情報を参照)。

注意点:初期投資が必要なため、元を取るまでの期間(回収期間)を計算してから検討しましょう。補助金制度(国・自治体)が利用できる場合もあるため、各自治体の公式情報を確認してください。


方法4:待機電力をカットする(効果:小〜中・すぐできる)

使っていない家電でもコンセントに挿したままだと「待機電力」が消費されます。資源エネルギー庁の調査によれば、一般家庭の消費電力量のうち待機電力が占める割合は約6%程度とされています。

  • テレビ・電子レンジ・洗濯機などの長時間使わない家電はコンセントを抜く。
  • 節電タップ(個別スイッチ付き電源タップ)を活用する。
  • 「主電源」をオフにするだけでも一定の効果がある機器があります。

方法5:時間帯別料金プランを活用する(効果:中・生活パターンを選ぶ)

電力会社によっては、夜間や昼間など特定の時間帯の電力単価が異なる「時間帯別プラン(オフピーク割引など)」を提供しています。夜型の生活パターンや、深夜に電気自動車(EV)を充電したい方などに向いています。

注意点:日中の電力消費が多い家庭では、かえって電気代が増える可能性もあります。自分の使用パターンを確認してから検討しましょう。


比較表:セット割活用サービスまとめ(再掲・抜粋)

事業者 回線タイプ 工事の要否 セット割対象 向いている人
auひかり 光回線(固定) 必要 au電気・auスマホ auユーザーで光回線も一本化したい人
ソフトバンク光 光回線(固定) 必要 おうちでんき・SBスマホ ソフトバンク・ワイモバイルユーザー
BIGLOBE WiMAX モバイルWi-Fi 不要 通信費削減が目的 賃貸・引越しが多い人
GMOとくとくBB 光・WiMAX等 プランによる 通信費削減・キャッシュバック キャンペーン重視で選ぶ人

※料金は本記事作成時点。最新は各社公式サイトをご確認ください。


注意点

  • 乗り換え前に違約金・解約金を確認する:現在の電力会社や通信会社との契約期間が残っている場合、解約金が発生することがあります。節約額と解約金を比較して判断しましょう。
  • セット割の適用条件を細かく確認する:「特定のスマホプランとの同時契約が必要」「初年度のみ割引」「特定エリア限定」など、条件が複雑なケースがあります。
  • 工事費の残債に注意:光回線開通工事の費用を月割りで支払っているプランの場合、解約時に残債を一括精算する必要があることがあります。
  • 燃料費調整額・再エネ賦課金は節約しにくい:これらは電力会社を変えても基本的に発生します(上限設定の有無はプランによる)。電気代の節約は「基本料金+電力量料金」の部分が主な対象となります。
  • 「最安」は条件次第:本表に掲載のサービスについて、適用条件・契約内容が異なるため、単純な最安比較は難しい状況です。個々の条件で試算することをおすすめします。

よくある質問

Q. 電力会社を乗り換えると停電しやすくなりますか?
A. いいえ。電線・電柱などの送配電設備は地域の送配電会社が管理しており、電力会社を変えても変わりません。停電リスクや電気の品質は変わらないとされています。

Q. 乗り換えに工事は必要ですか?
A. 電力会社の乗り換えは原則として工事不要です。一方、光回線(auひかり・ソフトバンク光等)への乗り換えは開通工事が必要なケースがほとんどです。BIGLOBE WiMAXやGMOとくとくBBのWiMAXプランは工事不要で利用開始できます。

Q. 新電力が倒産・撤退したらどうなりますか?
A. 新電力が事業撤退した場合、地域の大手電力会社(旧一般電気事業者)が供給を引き継ぐ「最終保障供給」の仕組みがあります。ただし、料金プランが変わる可能性があります。

Q. セット割は申し込んだらすぐに適用されますか?
A. 各社・プランによって適用開始時期が異なります。開通月や翌月から適用されるケース、特定の手続き完了後から適用されるケースがあります。申し込み前に各社公式サイトで確認してください。

Q. 一人暮らしでも節約効果はありますか?
A. 使用量が少ないほど절약できる金額の絶対値は小さくなりますが、方法によっては一人暮らしでも月数百円〜千円程度の節約が見込める場合があります。特に待機電力カットや料金プランの見直しは取り組みやすいです。

Q. 省エネ家電への買い替え補助金はありますか?
A. 国や自治体によって、省エネ家電購入の補助金・ポイント還元制度が設けられる場合があります。内容・期間・条件は年度ごとに変わるため、各省庁・自治体の公式情報を最新版で確認してください。


まとめ

電気代の節約は「一つの大きな方法」ではなく、複数の手段を組み合わせることが効果的です。特に料金プランの見直し(方法1)とセット割の活用(方法2)は、初期費用なしで始められる可能性が高く、最初の一手としておすすめです。その上で、省エネ家電への投資や生活習慣の見直し(待機電力・時間帯シフト)を組み合わせると、年間で見たときの効果が積み上がります。

auひかり・ソフトバンク光はそれぞれのスマホユーザーにとってセット割の恩恵が得やすく、BIGLOBE WiMAX・GMOとくとくBBは工事不要・引越し対応という柔軟性が強みです。ご自身の生活スタイルと契約状況に合わせて比較検討してみてください。


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