都市ガスの乗り換えで平均いくら節約できる?実例と手順を徹底解説
都市ガスを新しい会社に乗り換えると、月500〜1,500円程度(年間6,000〜18,000円程度)の節約が目安として挙げられることが多いです。ただし節約額はガスの使用量や契約プランによって大きく変わります。2026年10月時点、補助金終了や燃料価格の高騰で光熱費が過去最高水準に近づいているいま、固定費を見直す絶好のタイミングです。この記事では節約額の試算例・比較表・申し込み手順をまとめて解説します。
📢 2026年10月ごろ報道によれば、中部電力ミライズが10月使用分から電気・ガス料金を値上げし、平均的な家庭で電気代が月1,492円増加するとされています。ガス代も同様に上昇傾向にあり、乗り換えによるコスト削減の効果が相対的に大きくなっています。
いくら節約できるか:試算例で確認しよう
前提条件
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 世帯人数 | 2〜3人(一般的な家庭) |
| 月間ガス使用量 | 30㎥(秋〜春の暖房・給湯利用) |
| 現在の契約 | 大手都市ガス会社の標準プラン |
| 比較対象 | 新電力・新ガス会社の割引プラン |
※ガス使用量は季節・地域・世帯構成で大きく変動します。夏場は10〜15㎥程度、冬場は40〜60㎥を超えることもあります。以下の試算はあくまで目安です。
節約額の目安(月30㎥使用時)
| 使用量 | 大手標準プランの目安月額 | 乗り換え後の目安月額 | 月間節約額(目安) | 年間節約額(目安) |
|---|---|---|---|---|
| 10㎥(夏・2人暮らし) | 約2,500〜3,000円 | 約2,200〜2,700円 | 約300〜500円 | 約3,600〜6,000円 |
| 30㎥(春秋・3人暮らし) | 約6,000〜7,500円 | 約5,200〜6,500円 | 約500〜1,500円 | 約6,000〜18,000円 |
| 50㎥(冬・4人以上) | 約10,000〜13,000円 | 約8,500〜11,000円 | 約1,000〜2,500円 | 約12,000〜30,000円 |
※各金額は一般的な都市ガスエリア(東京ガス・大阪ガスエリア等)での目安。燃料費調整額・再エネ賦課金は含みません。実際の節約額は各社の最新料金表でシミュレーションしてください。
燃料費調整額と再エネ賦課金について
都市ガス(および電気)の料金には、基本料金・従量料金のほかに以下が加算されます。
- 燃料費調整額:液化天然ガス(LNG)などの仕入れ価格に連動して毎月変わる調整額。2026年は高止まり傾向にあります。
- 再エネ賦課金(電気の場合):再生可能エネルギーの普及費用を電気利用者全体で負担する仕組み。
ガスのみの乗り換えでは再エネ賦課金は関係しませんが、燃料費調整額は新しい会社でも発生します。単価の安さだけでなく、燃料費調整額の算定方式も確認しましょう。
方法1:ガス会社を乗り換える(効果:大)
2017年の都市ガス自由化以降、大手以外の会社からも都市ガスを購入できるようになりました。新しいガス会社は既存の大手ガス会社のインフラ(配管・保安)をそのまま使うため、ガスの品質や安全性は変わりません。
節約効果:月500〜2,000円程度(使用量・プラン次第)
向いている人
- 月10㎥以上使う家庭(使用量が多いほど絶対額が増える)
- 電気とセットでまとめたい人
- 解約金・工事費ゼロで手軽に試したい人
注意点
- 供給エリアが限られる(東京・大阪・神奈川・愛知など大都市圏が中心)
- プロパンガス(LPG)エリアは対象外
- 乗り換え後も配管保安は元の会社が担当する場合が多い
各社の公式サイト
※料金・条件は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
方法2:電気とガスをセットで契約する(効果:中〜大)
電気とガスを同一事業者にまとめると、セット割引が適用されることがあります。割引額は月200〜500円程度の場合が多いですが、ガス単体の値引きと合算すると効果が高まります。
東急でんき&ガスは、電気とガスをセットで提供するサービスです。東急グループのポイントが貯まる仕組みも用意されており、光熱費をまとめて管理したい人に向いています。
注意点
- セット割は「電気とガスの両方を同じ会社に変更する」ことが条件
- どちらか一方を解約するとセット割が消える場合がある
- 割引の適用条件(期間・上限・初年度のみかどうか)を事前に確認する
方法3:電気代を別途下げてトータルの光熱費を圧縮する(効果:中)
ガスの乗り換えだけでなく、電気代を同時に見直すと光熱費全体の削減効果が高まります。
- アルカナエナジー:単価の安さを訴求する新電力サービスです。
- エルピオでんき:電気とガスのセット割引に対応したプランを提供しています。
- ネット電力:基本料金0円のプランが特徴で、使用量が少ない月のコストを抑えやすい設計です(広告表記「サステナブルでんき」)。
注意点
- 新電力の単価比較は「燃料費調整額ありの実際の支払額」で行う
- 基本料金0円の場合、従量単価が高めに設定されていることもあるため、使用量が多い家庭は総額で比較する
方法4:使用量を「見える化」して無駄を減らす(効果:小〜中)
乗り換えと並行して、ガスの使用状況を把握することも重要です。
- ガス会社のマイページやアプリで月別使用量を確認する
- 給湯器の設定温度を1〜2℃下げる(冬場の節約効果あり)
- 追いだき回数を減らす・シャワー時間を短くする
節約効果:月100〜500円程度(行動変容次第)
方法5:補助金・ポイント還元を活用する(効果:小)
乗り換えキャンペーンでキャッシュバックやポイント還元が受けられる場合があります。初年度の節約効果を大きく押し上げることがあるため、申し込み前にキャンペーン情報を確認しましょう。
注意点
- キャンペーンは予告なく終了することがある
- 適用条件(申し込み経路・期間・手続き方法)を必ず確認する
比較表:都市ガス・電気関連サービスの概要(2026年10月19日時点)
| サービス名 | カテゴリ | 特徴・条件メモ | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| 東急でんき&ガス | 電気+都市ガス | 電気・ガスのセット提供。東急グループポイント対応 | 公式参照 |
| アルカナエナジー | 電気 | 単価の安さを訴求する新電力 | 公式参照 |
| エルピオでんき | 電気 | セット割対応プランあり | 公式参照 |
| ネット電力 | 電気 | 基本料金0円プラン(サステナブルでんき)。使用量が少ない月に有利 | 公式参照 |
※料金・条件は変更される場合があります。最新は各社公式サイトをご確認ください。
※都市ガス単体乗り換えの具体的な料金は、各地域・各プランにより異なります。申し込み前に公式のシミュレーターで試算することを推奨します。
※月額は税込。キャンペーン適用額は時期により変動します。
注意点:乗り換え前に確認すべき3つのポイント
1. 供給エリアを必ず確認する
新ガス会社の多くは大都市圏のみ対応しています。郵便番号を入力して対応エリアか確認してから申し込みましょう。プロパンガス(LPG)エリアの場合は都市ガスの乗り換えは対象外です。
2. 解約金・工事費の有無を確認する
多くの新ガス会社は解約金ゼロ・工事不要ですが、一部のプランでは契約期間が設けられている場合があります。契約前に「最低利用期間」「解約違約金の有無」を確認しましょう。
3. 燃料費調整額の上限設定の有無を確認する
大手ガス会社には燃料費調整額に上限(キャップ)が設けられているプランがある一方、新ガス会社には上限なしのプランもあります。燃料価格が高騰した局面では大手プランの方が割安になるケースもあるため、比較は「現在の単価」だけでなく「上限の有無」も確認しましょう。
よくある質問
都市ガスの乗り換えで工事は必要ですか?
原則として工事は不要です。新しいガス会社との契約手続きを行うだけで、既存の配管・メーターをそのまま使用します。ただし初回に確認作業が入る場合があります。
乗り換え後もガスが止まることはありますか?
通常、供給が途切れることはありません。切り替えのタイミングは各会社間で調整されます。ただし、切り替え日の直前・直後に検針が行われる場合があります。
プロパンガスも乗り換えできますか?
都市ガス(一般ガス導管事業者のネットワークを使う)の自由化は2017年に始まりましたが、プロパンガス(LPG)は別の規制体系です。プロパンガス同士でも乗り換えは可能ですが、この記事で紹介する都市ガス自由化の仕組みとは異なります。
解約金はかかりますか?
多くの新ガス会社では解約金ゼロですが、プランによっては最低利用期間や解約手数料が設けられていることがあります。申し込み前に約款・重要事項説明書を確認しましょう。
乗り換えにかかる期間はどのくらいですか?
申し込みから切り替え完了まで、一般的に1〜2か月程度かかるとされています(申し込み時期・検針日・会社の処理状況による)。急いでいる場合は対象会社のサポートに確認してください。
燃料費調整額が高い時期は乗り換えしない方がいいですか?
そうとも限りません。燃料費調整額は新旧どちらの会社でも発生します。比較すべき点は「基本料金+従量単価の差額」と「燃料費調整額の算定方式・上限の有無」です。燃料費調整額が高い時期こそ、上限キャップの有無が節約効果に大きく影響します。
まとめ
- 都市ガスの乗り換えによる節約額の目安は月500〜1,500円、年間6,000〜18,000円程度(月30㎥使用時)
- 節約効果は使用量が多いほど大きくなる。冬場・4人以上世帯では月2,000円超の削減も目安に入る
- 電気とセットで乗り換えるとさらに効果が高まる(セット割の活用)
- 乗り換え前に「供給エリア」「解約金の有無」「燃料費調整額の上限設定」を確認する
- 2026年10月時点、光熱費は過去最高水準に近づいており、見直しの効果が出やすい局面です
各サービスの最新料金は公式サイトのシミュレーターで確認するのが確実です。
料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。


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